三重県といえば、伊勢にある神宮(いわゆる伊勢神宮)が有名ですが、伊勢神宮並みにスゴイかもしれない?!瀧原宮(たきはらのみや)をご存知でしょうか?
地元の方しか知らないような隠れた本格パワースポット!
三重県度会郡多紀町(みえけんわたらいぐんたいきちょう)にご鎮座する瀧原宮にお参りに行ってきました!
瀧原宮(たきはらのみや)は、伊勢の神宮の別宮であり、天皇のご先祖先であらせられる天照大神の御魂が鎮まっております。
その歴史は古く、約二千年前まで遡ります。皇女の倭姫命(垂仁天皇の娘)が、美しい瀧原の国を天照大神を鎮座する土地として選ばれました。
そののち、今の伊勢の場所に天照大御神をお祭りする「神宮」がご鎮座されたのです。瀧原宮は、まさに現在の伊勢神宮(内宮)のルーツの源と言っても過言ではなく、格式の高い神社であることは言うまでもありません。
2018年5月、ゴールデンウィークのあいにくの雨の中、瀧原宮へ参拝しに行きました。
鳥居の前に駐車場があります。そこに車を止めて鳥居をくぐって600メートルさきの瀧原宮へ歩きました。
ちなみに、この駐車場には道の駅奥伊勢「木つつ木館」が隣接しております。
下界のホットスポットといえそうですね。
瀧原宮の一鳥居の前に、着きました。
ゴールデンウィークまっただ中(お昼前)ですが、人影がまったくありません。雨も降っていますが・・・
おかげ横丁などでにぎわっている神宮と違って、瀧原宮には今のところ観光客が見当たりません。
しかし、一鳥居をくぐり、まっすぐ伸びた参道は、なんとも神々しく深い緑に覆われています。
樹齢数百年を数える杉の木に囲まれた参道の長さは、約600メートル。
雨ということもあり、シンと静まり返った参道を歩くと、邪心も消え無心になれます。
参道と並行して流れる頓登川(とんどがわ)は、御手洗場となっています。
雨でも澄んでいるこちらの川で身を清めてからお参りします。
川との足場が低いので、川の透明さを肌で感じられます。
伊勢神宮よりも参道の幅は、それほど広くないです。樹齢長い杉の木立ちからも底知れぬパワーを感じられそうです。
神域へ辿り着きました。
44ヘクタールの広さの入り口の立て看板には、社をお参りする順番が記されています。
1.瀧原宮、2.瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)、3.若宮神社、4.長由介神社と4つの宮をお参りできます。
さすがにこちらでは、5、6人の参拝者が見受けられました。
「瀧原宮」、「瀧原竝宮の二宮」とも、日本人の総氏神、天照坐皇大御神御魂をお祭りしています。
これは、天照大神をお祀りしている伊勢神宮の「内宮(ないくう」)と天照大神の荒御魂をご祭神とされている神宮境内にある別宮の「荒祭宮(あらまつりのみや)」と同じ形態です。
瀧原宮、瀧原竝宮の二宮に御魂を並べてお祭りするのは、その古い姿と言われているそうです。
隠れパワースポットとしては、半端ないこと間違いなし!
いにしえの祭りごとを肌で感じることができる瀧原宮に一度足を運ばれてみるのはいかがでしょうか?
さて、瀧原宮をあとにして、国道42号線沿いにある「お食事処おーくら」でランチを食べました。
食事が終わるまで誰もお客様はいらっしゃらず・・・
しかし、食事内容はとても満足!大きい海老フライ定食ですが、1000円くらいでお値段も手頃でした!